日本赤十字社の活動内容

日本赤十字社という名前を聞いたことはあっても、実際にどんな活動をしている団体なのか知らない人も少なくありません。
日本赤十字社は、苦しむ人を救いたいという理念のもとに活動しています。
災害時に医師や看護師で構成される救護班を派遣したり、救援物資を届けて被災者に配ったり、義援金を集めたりなどが挙げられます。
こうした活動は国内にとどまらず、海外で災害や紛争などが発生した際にも援助を行っているのが特徴です。
赤十字社の活動は、災害時だけではありません。
全国各地に公的医療機関である赤十字病院を置き、救急医療や高齢者支援などさまざまな分野で地域の医療を支えています。
血液センターや献血ルームの運営も、赤十字の活動です。
また、一般者に向けてAEDの使い方や応急処置などの講習にも取り組んでいます。
福祉分野でも、赤十字社は活発に活動しています。
児童福祉施設や高齢者福祉施設の運営をはじめ、赤十字ボランティアによる災害時の炊き出し、感染症流行の際にはマスク作りなどです。
世界には1,000万人以上、日本国内には約122万人のボランティアがいます。
教育も活動の一つで、看護師養成のほか、全国の教育現場で健康や安全に関する教育活動を支援しています。
このように、活動分野も活動場所も幅広いのです。
ボランティアに支えられている分野が多いので、社会貢献に関心のある場合には日本赤十字社のホームページで詳しい情報を確認してみると良いでしょう。